あの頃の君たちに
どうも無職です。
無職じゃなくなりました。
それは置いといて、皆さん、こいつの事知ってますか?
そうです。うちの大家です。
この度ニコ生に進出します!
って事でいつも通り昔のインターネット懐古記事を書きつつ、巧妙なダイレクトマーケティングを混ぜ込んで行こうと思います。
ニコ生って?
ニコニコ生放送の略
みんな知ってるけど、基本から
2007年ごろにサービスを開始した、ニコニコ動画提供のストリーミングライブ配信サービス。
何が出来るかって、個人ユーザーが手軽にライブ配信ができる。
ツイキャスとかのはしりみたいなもんだよね
興隆から最盛期
個人的見解だけれども、2010年前後あたりが一番熱のあった時期だったように感じてる
当時はツイキャスとかyoutubeと違って顔を出さないのが大半だったイメージ。
リスナーと雑談したり、ゲーム実況したり。
ニコニコ動画のurlを貼ると簡単に画面上で動画が再生出来たりするので、それを利用してリスナーからリクエストを募ってそれをみんなで見るみたいな放送とかもあった。
その他もちろん今で言うところの所謂配信みたいなのもあって、多様なコミュニティが存在した。
あの頃のニコ生
この項目はただの懐古ではあるのだが、当時の雰囲気をなんとなく感じて貰えればと思う。
生主
その放送を配信している放送主。
わこつ
枠取りおつかれの略。
サーバーがそんなに大規模でなかったころは、配信の枠が30分に限られていて、1枠終わったらすぐに放送枠を取り直す必要があった。
枠取れなかったらステカム移動します
サーバーが放送枠に追いついていなかった頃、放送枠が取れずにニコ生で配信できないという状況が多発していた。その為、一部のコミュニティでは、外部のストリーミング配信サービスに移動して配信を行う事が稀によくあった。
ニコ生クルーズ
ニコ生の公式番組で、ユーザー生放送をランダムに何分かずつ回っていく番組。気に入った番組に降りる事もできる。過疎ってるチャンネルにも、クルーズが来ると大勢の人の目に触れるので、コミュの人数増やすチャンスだったりした。そのため、どの放送にもクルーズが来ると結構な大騒ぎになる
安価で決めます。◯番のコメで
安価とは、アンカーの事で、指定したコメント番号にアンカーを下ろすことを言う。要するに指定したコメ番の指示に従いますということ。
例えば、「罰ゲームの内容安価8番」と言われた場合、8番目にコメントされた内容に従う。
ゲーム実況をしながら、次の展開を視聴者に委ねるみたいな使い方をしてた人が多かった。
架空請求業者に電話してみた
こういうの流行ったよね
スカイプでボイチェン使ってキモオタ釣ってみた
こういうのも流行ったよね
ガンダム動画リク
ニコ動内にアップされてるガンダム関連の動画からリクエストを募って、それをみんなで見るという番組。筆者が常駐していた。他にも東方、ボカロ、歌ってみたなど、ジャンル別でそれぞれの放送があったり、ニコ動の動画をアップされた順に見ていく放送とかもあった。
貞子ちゃんにおまかせ
筆者が毎回見てたコミュ。なっつ。視聴者から寄せられるURLを順に踏んでいく放送。仮想OSを使い、ウィルスやブラクラをわざと踏みに行って、それに対処する主の姿を見るという番組。時々リスナーからの挑戦状と題してウィルスもりもりのフォルダが送られて来る。
思いのほかいっぱい書いちゃった
なんで今ニコ生なのか
前の項目見て貰えばわかると思うが、ニコ生って無茶苦茶ローカルなんですよ。
つべのライブとかツイキャスと違って、当時はそこまで気楽に配信主になれる雰囲気じゃなかったし。スマホ普及しだしたかなーくらいの時代だったので、携帯で手軽の配信できなかったってのもある。
そこで一個ハードルがあって、そのハードルが、一定の技術力とリテラシーを持つ人間しか配信主になる事を許さなかった時代だったんだと思う。
結果、そういう人間だけが主になるから、放送内容も、コアになる。そしてそのコアな内容の配信に来るのはコアな視聴者である。
そうしてインターネットというグローバルな媒体を使って、ローカルなコミュニティを成立させるという一見矛盾した現象がおきた。
コンテンツとしての田邊さんの主な目的は、
ネットにローカルを作る事
である。
そしてそれは、
蚊帳の外にいる奴らで集まろう!
ってことなんじゃないか
彼はこんな記事を書いている。
蚊帳の外で強い自我を持って生きる奴ら
そういう奴ら集まって喋ったらおもろいやん
それは彼の根本的な指向性であり、信念である。
その為のローカルなコミュニティだ
ここ最近の配信という流行に乗りつつ、配信でもブログ的、つまりはローカルなコミュニティを構築していくのに、ニコ生は相応しい舞台であると言えるだろう。
そして、あえて今、「あの頃のインターネット」のようなコミュニティを構築する彼の感覚は、決して時代に逆らったものではない。
ツイキャスやインスタ配信、youtuberとは全く別の、ローカル、おもろ、かつ、ちょっとインテリジェンスなコミュニティこそが、新時代を肩身狭く生きる、蚊帳の外の人たちの蚊帳となるだろう。
彼の今後の展開に注目されたい
(了)