Jeepers Creepers

眠れない夜を、語り明かせるシェアハウス

【声豚】昔、声優さんが大好きだったはなし【懐古】

どうも、ゴトーです。

 

今回は昔話をします。

 

パチン!

 

f:id:nyankoko5104:20191123010451j:plain

話をしよう

 

あれは今から360 000―― いや、14 000年前だったか…

 

このネタももう誰も知りませんね。

 

始めます。

 

僕はアニメの声優さんがとても好きでした。

 

青春の3分の1くらいはそれに費やしました。

(残りはロボットアニメとアーケードゲームでした。ロクな青春やってねえな)

 

男性女性関係なく、声優さんのことならなんでも知りたがりました。

自分が入るわけでもないのに養成所の情報まで調べて、青二はどうとか、アトモンはどうとかいってました。

 

部屋にいるときはA &Gやニコ生がつけっぱなしなのはもちろん、音泉、ランティスウェブラジオなど、好きな声優さんが出る番組は毎週聞いていました。

(リトバスのラジオ、アニゲラ、うま波、ミノリズムなどをよく聞いていました)

 

また、新人の声優さんが、好きな作品やラジオに少しでも出てると、HPを調べてボイスサンプルを聞きました。キャスティングするわけでもないのに。

 

はっきり言って気持ち悪いです。

 

そういうオタクでした。

 

声優さんの出す綺麗な声や、声だけで表現するお芝居や、キャラクターによって全く変わってしまう声色が、大好きでした。

 

特に一番好きだったのは「ゆかな」さんでした。

 

f:id:nyankoko5104:20191123000945j:plain

ゆかなさんが演じたキャラクター

(画像は拾い物ですが…)

 

ゆかなさんが出ていたアニメはだいたい見てたし、レギュラーじゃなくても、出演すると聞いた作品があれば、その回だけでも見るなどということをしていました。

 

本当に気持ち悪いと思いますが、それくらい大好きでした。

ボイスサンプルを聞いていただければわかるのですが、声色の変化、感情表現、声の綺麗さ、全てが凄まじいです。

 

www.sigma7.co.jp

 

それくらいアニメと声優さんが大好きだった私ですが、小倉唯ちゃんがとてつもない人気を得るようになったあたりから、追うのをやめてしまいました。(小倉唯ちゃんが嫌いとかそういうのではないです。むしろ好きです。結婚してください)

 

それくらいの時代から、声優さんを歌や踊りや、容姿で売るようになっていきました。

 

僕は、声優さんが好きでしたが、声優さんの声や、お芝居や、ラジオでのトークが好きだったのであって、歌って踊ってる姿や、容姿そのものに、あまり興味を持てませんでした。

 

確かに、イベントに行った時に見たゆかなさんは、とても綺麗な方だったし、好きだった平野綾ちゃんや、悠木碧先生は、めちゃくちゃ可愛くてアイドルのような容姿をしていました。

 

杉田智和さんや中村悠一さんはなんだかんだかっこ良かったし、津田健次郎さん、たかはし智秋さんは、声のお仕事が本職とは思えないような、美しい容姿をお持ちだと思います。彼らのことも大好きでした。

 

それでも、私が特に好きだったのは、彼らの声であり、芝居であり、お話でした。

 

歌や踊りも、当時からやっていなかったわけではないし、もちろんそういうコンテンツもチェックしていました。らき⭐︎すた武道館や、涼宮ハルヒの激奏など、繰り返し見ました。キャラソンもそこまで詳しくなかったけど、基本は抑えるようにしていました。

 

彼らは、キャラクターを演じる延長線上でそれらをやってたように感じます。

 

アニメやイベントなどで、演じる声優さんを見て、ラジオでその裏話を聞いて…

そうやって暮らしていたのですが、いつしか声優さんはアイドルになってしまいました。

 

キャラクターよりも裏方である声優さんがプッシュされるようになり、声が綺麗でお芝居が上手な声優さんよりも、容姿が綺麗で可愛い声優さんが人気になっていきました。

 

(私が好きだった時代からその傾向はありましたが、輪をかけてそういう方向に突き進んでいると思います)

 

こうして、キャラクターを演じる声優さんのことが好きだった私は、興味を完全に失ってしまいました。

 

今でも、ゆかなさんがエンドロールに出てくると「おっ」って思いますし、平野綾さんがミュージカルで演じる、モーツァルトのコンスタンツェなど凄まじいお芝居をされていて、カッコ良かったです。以前から追ってた人に対しては、完全に興味を失ったわけではないですし、仕事でお会いした方や、専門時代の知り合いがエンドロールに乗っていると気にしてしまいます。

 

でも、以前ほどの熱量を持てなくなってしまいました。

 

容姿が優先されて、全体の能力が判断されてしまうというのは、世の常だし、どんな業界でもそうだと思います。

 

でも、受け手もそれに踊らされてはいけないと思うんです。

 

古代ギリシャの都市国家が、マケドニアに徹底的に敗れたとき、国内の政治は形骸だけいいことを言う政治家に扇動されていたと言います。

 

外面だけで判断し続けて、その先に待ってるのは、コンテンツの終わりです。

 

こんなこと書いてる時点で懐古厨と言われてしまっても仕方ないと思いますが、僕の好きなアニメや声優さんというコンテンツを終わらせないために、今の声優さんのファンをやってる人は、容姿だけじゃなくて、声を聞いてあげて欲しいです。お芝居を見てあげて欲しいです。

 

今声優さんを目指したり、駆け出しの声優さんをやっている人たちも、少なくとも、声優さんのお芝居や、声を聞いて、それに憧れて声優さんになろうと思ったんだと思います。私はそう思ってます。

 

繰り返しになりますが、声のお仕事をしている方のファンなら、声を聞いてください。

 

 最も、私が知らないだけで、そういうファンの方のほうが多いのかもしれないし、それでこの記事の意味がなくなることが一番良いのですが。

 

以上、懐古厨の被害妄想でした。

 

 

 

 

 

(了)