どうも
ゴダールって知ってますか？
フランスの映画監督です。何気にまだ生きてます。「勝手にしやがれ」という映画を見ました。
映画の話をします。
まずフランスで起こったヌーベルバーグという運動について
それまでスタジオでがっつりセット組んでばちこり照明焚いて映画を撮るのがメインだったんだけど、それを外に出てロケをしようって言い出したのがヌーベルバーグの人たち。
ゴダールの他にもトリフォーって人とかが有名。
んで、そんなことはどうだっていいんだけど
勝手にしやがれの話。
ざっくりあらすじを書くと、
警官射殺してしまった自動車泥棒の男が、アメリカからの留学生の恋人とパリの街で再会するところから始まる、愛と裏切りの物語
って感じ
んで、こいつの映画凄いんですよ。
何が凄いって、編集と撮影の仕方。
ちょっとでも自主映画を真剣にやったことある人ならわかると思うんだけど、みんな悩む事
カットバックどうしよ
テレビにでるようなバッチバチの美男美女を使ってるわけでもない場合、板付きの芝居つけてしまうと画がもたねえええええ
役者さんごめんなさい、俺が全部悪いです
適当に演出しちゃった後に、編集で
え？私の演出、クソすぎ
ってなります
んで、ゴダールはそのカットバックをすごく工夫してて
っていうかなんかもうおかしい。そもそも画が繋がってねえ。ジャンプカットって手法を多用してて、セリフの途中でポンポン画が変わっていくわ、全然関係ない画が挟まるわ
なんだこれ
でもそれが面白い
見てもらわないとわかんないと思うけど、例えるなら、楽器隊みんな上手いんだけどボーカルが上手いんだか下手なんだかよくわかんねえ歌い方するバンドの曲聞いてる感じ
よくわかんねえんだけど、なんだか不思議と見入ってしまう
そんな不思議な映画だった
素人が真似すると怒られそうだし、参考になるかは微妙だけどね
映像のことばっかり書いてしまったけどストーリーも面白くて
どうやら役者にアドリブで芝居させてその場でストーリーを変えていくという撮り方をしてたらしい
それもあってか、なんだか妙に生々しく感じてしまう
一回こういう撮り方してみたいなあ
その割にちゃんと考えられてて、きちんと台詞的な伏線も張りつつ、回収してくるからラストとかも超きもちい
そして何よりヒロインが超魅力的。
ジーン セバーグっていう女優さん
見た目も可愛いし、お芝居もなんか生々しい…
やっぱ結局はヒロイン魅力的だと見れちゃうんだよね
そんな感じで、超オススメは出来ませんが、気になったら見てください
(了)
